インドア派Around40ゲイの日記

アラフォーゲイが日々のことや過去のことを書きなぐるブログ

働きやすい男女比・職場環境って

僕は何回か転職しています。バイトも含め、働いてきた職場の中には、男性が多い職場、女性が多い職場、1:1くらいの職場などいろいろありました。今の職場は、全体としては1:1くらいの割合かなと思います。そこにパートや派遣スタッフの方を加えると若干女性が多いかもしれません。

比較的女性の管理職も多い職場です。女性の管理職は迫力のある方が多いように思います。50代女性の管理職の方々は、今以上に大変な時代を潜り抜けてきたからかもしれませんが、イメージ的にイギリスのサッチャー元首相のような方が多いです。「鉄の女」のような、…そう怖いんですよね。どちらかというと男性管理職の方が柔和な方が多い気がします。

 

僕は個人的には男性ばかりの職場には向きません。かといって女性だけのところも居づらさがあります。以前、管理職は男性でしたが、そのほかは僕を除いて女性ばかりのセクションにいたことがありました。かなり周りには気を遣いますし、誰かが文句や悪口を言いだすと止まらなかったりして、仕事以外で疲れを感じることもありました。慣れれば一緒に文句を言ったりするようになるんですけどね。何か頼まれごとがあるときに、別に誰でもいいのになぜか僕にばかり依頼が来たりするということもありました。「男性一人だから何となく○○さんに頼んじゃうんだよね。」みたいな理由で。まぁ、他部署の人に名前を覚えてもらいやすいというメリットはあったと思います。それでも、全員男性の中に入るよりかは僕にとってはましだったかなと思いますし。それと、なぜかおばさんに好かれることが大学生のころから多かったです。なぜなのか今でもよくわかりませんが。

今いる職場の部署というか担当セクションはちょうど1:1くらいの男女比で居心地は比較的いい方です。そのほかの職場環境も悪くないので「あぁ、辞めたい」と思うことがあっても何とか立ち直っています。だって、転職したとして、仕事や給料はある程度選べても、職場環境って実際働いてみないとわからないですしね。

男女とも比較的年齢の上の層の方でも独身の方がそれなりにいるせいか、結婚などの話題になることもなく、プライベートに立ち入った話をしてくる人が少ないように思います。そういった点でも今の職場環境は比較的良いものといえます。給料は少ないですがね。特にLGBT施策をしている会社ではありませんが、偶然にもそういう環境の職場に巡り合えたようです。

結局、自分の周囲の人がどんな人かということに最終的には帰結しますけれども、就職や転職をするにあたり男女比は一つの指標と見てよいと思っています。個人的には、男性ばかりのところは向かない、女性の働きやすさを謳っているところは、そのこと自体は直接的に自分に関係がなくともマイナスではない、と感じています。あと、社員の年齢層もわかるなら知っておきたいところです。

 

以前いた職場は、若い社員以外は全員が結婚して子供が一人二人いて、若い社員も比較的早期に結婚して…みたいなところで、社会が「健全」と思う家族像を絵にかいたような人たちばかりがいるところでした。そこで働いている個々人は常識的な人たちばかりで、たまに癖のある方がいるかなくらいでしたが、その健全さが僕には居心地の悪い部分がありました。結婚をして子供をもうけ、親には孫の顔を見せ、マイホームを建てて…、っていうのが幸せな人生だよね?って信じて疑わない人ばかりに思えて。常識人であるがゆえに「幸せの形は人それぞれだよね、ゲイだって全然いいと思うよ。」と口では言っても、自分の身近にゲイがいるとは思ってもいないんだろうな…と思わせるような人たちとでもいうか(実際にゲイについてどう思うか聞いたわけではないですし、単なる個人的印象ですけど)。一人一人は話しやすい方が多く、仕事の相談にも的確に助言をもらえたのですが、どこか健全すぎるような職場の空気を感じていました。よくよく考えると「優等生タイプ」が多い職場だったんですよね。これまで悩みがあったとしてもつつがなくすべてをこなしてきて常に成績は上位です、みたいな感じでしょうか。今そこの職場を離れて振り返ると、職場環境は比較的よいけれども居心地の悪さがある、という何とも表現しがたいところだったのかなと思います。それが嫌で退職したわけではないですけどね。ただ、数年ごとに必ず異動がある職場で、毎年少しずつ人の入れ替わりがあるところだったので、翌年にはまたガラッと職場環境も変わりうるところでした。

 

皆様は就職・転職の際には何を重視しますか?ぜひ、最重要項目ではないにしろ、男女比も見てみることをお勧めします。最後は運による部分もあるのは間違いないですけどね。

 

視線 (1996) / 森口博子

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