本屋さんで文庫のコーナーを見ていたら、目を引くPOPで紹介されていて、猫好きな僕は買わずにはいられなくなり手を取ったのが少し前のこと。一気に読むのがもったいない気がしたので少しずつ読んでいましたが、最後の半分くらいを一気に読みました。
POPの紹介文なんかから何となく話の想像はついていたんですけど(2章あたりでさらに確信)、泣かずにはいられませんでした。POPって書店員さんの愛がこもっていて好きなんですけど、あんまり書きすぎないでほしいですね。
各章、人間目線の部分と主人公・悟の飼い猫(ナナ)の目線で書かれている部分とがあり、飼い猫にこう思われていたら最高だよねっていう物語です。個人的に手元にずっと置いておきたい1冊となりました。
喫茶店で読んでいて、4章の途中あたりで涙ぐんできていたので、「ここで大泣きしてしまったらおかしな人だと思われてしまう…」と思い、席を立ちました。家に帰ってから残りを読んで、号泣してました。ちょっとだけ予想外の展開もあったりして。
10/26に福士蒼汰さん主演で映画公開が決定しているそうですので、あんまり中身には触れませんが、忠実に映画化されているのなら映画館で泣いてしまいそうです。(猫のナナ役の声が高畑充希さんというのがちょっと心配かなと。ほかの猫と犬役の声が沢城みゆきさんと前野智昭さんというプロの声優お二人なので。)
※10/10修正 申しわけありません。ナナの声は広瀬アリスさんではなく、高畑充希さんでした。※
↓そして、こちらの本は世界各国で翻訳版が発売されているそうです。英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、フランス語、ブラジル版(ポルトガル語でしょうか)。↓の写真の中では個人的にはブラジル版が好きです。
猫好きの方はもちろん、犬派の方も、それ以外の動物派の方も、動物が苦手だよって方にも読んでもらえたらなって思える本です。気になった方は是非お手に取ってみてください。
まねきねこダックのうた (2009) / たつやくんとマユミーヌ