↓こちらの記事をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。とてもおもしろい記事でした。
「三省堂現代新国語辞典」第6版が発売になり、いろいろな新語や俗語が収録されたようです。たとえば「マウンティング」の意味でつかわれる「マウント」や「ポチる」など。
この記事の中で「恋」「恋愛」「性」の項目が第5版から書き換えられたことについて触れられています。第5版までは「恋」や「恋愛」は男女間のこと、「性」は異性に関心を持ち肉体的に結ばれたいと望む本能、のように定義づけされていたのが、今回の改定で男女間や異性といった文言が書き換えられたそうです。「恋」は「相手の」ことが好ましく~~、「恋愛」は「二人が」恋をしたり~~、「性」は恋をして「相手と」肉体的に結ばれたいと~~のように。
『「恋」って何だろう?』⇒辞書を引く⇒「男女間で、相手が好きで~~」⇒「じゃあ、僕が○○くんが気になるのは恋とは違うのかな?」ってなことがネットが普及する前はありえたのかなぁとノスタルジーを感じました。
自分にとっては男性を好きになるのが当たり前でしたけど、これまでは定義外の恋をしていたんだなぁなんてことを考えてしまいました。2018年になっての改訂が早いのか遅いのかはわかりませんが、辞書での定義が変わるというのは大きな変革だと思います。
ちなみに英英辞典で「love」を引くと以下のようになっていました(ロングマン現代英英辞典-web版)。
to have a strong feeling of affection for someone, combined with sexual attraction
「誰かに対して性的魅力も含めた強い愛情を持つこと」といったところでしょうか、「someone」という性別を特定しないことば、そして「男女間での」ということにはなっていないですね。
さらに「LGBT」や「SOGI」という言葉も新たに収録されたようです。さすがに辞書を買うことはしないと思いますが、ちょっと本屋さんに辞書を引きに行こうかな…なんて思いました。