インドア派Around40ゲイの日記

アラフォーゲイが日々のことや過去のことを書きなぐるブログ

仕事を辞めるタイミング~3年の根拠って?若さは武器で資格だよ(追記あり)

前回の記事で、最初に就いた職で鬱状態になってしまったということを書きました。とっととその職場からさようならしていたらそこまでの状態にはならなかったと思います。なぜ決断できなかったのか、就職・転職について振り返ってみたいと思います。

tomo-aro40.hatenablog.jp

 

印象って大事

そこの職場に内定をいただいて、うれしさもあったんですけど、どこかで「もしかしたら自分に合わないかな…」っていう印象を抱いていたのも事実なんです。本当に感覚的な印象も含めてです。でも、「まぁ大丈夫だろう」「せっかく内定をもらえたし…」「ここ(別の会社)よりか待遇は良さそう…」みたいに考えて、そこに決めました。

最初は同期のみんなで研修、そのあと配属ですが、研修の際の同期の人とのやり取りの時点から「間違ったところに入っちゃったかな」という思いが強くなりました。自分とは違うタイプの人が多くて。

そして配属。自分の希望のところではなくますます不安に。まぁ異動可能性もあるだろうと納得させ職場へ通う毎日。でも、あまり詳細に書けないですが、仕事内容・上司・勤務場所(多数あるので)…どれをとっても自分とはミスマッチすぎでした。こうも自分に合わない仕事があるのだなと感心するくらいに。何をどうすべきなのか全くわからず、思考が停止してしまったのではないかと思うくらいでした。上司も人を育てるということに全く向いていない人だったんだなと今思い返すとわかります。

少なからず自分のセクシャリティも関係していると思います。男女比8:2くらいで男性ばかりの職場で、なぜか男女問わずきついタイプの人が多かったように思います。

やはり、最初に抱いた印象って大事なんだと思います。たとえそれが根拠に乏しいものであったとしても、不安感があるのならばいったん立ち止まってもう一度考えることが必要ですね。

 

周囲からのことば、3年という呪縛

未だに聞くことがありませんか?「社会に出たら3年は働いてみないと何もわからないよ?」みたいな言葉を。僕が就職した当時は、今よりもっとそういう風潮が強かったと思いますが、今でも聞きますよね。僕はまず就職が決まって銀行に口座を作りに行ったときに、テラーの方にそんな話を聞きました。きっと何の気なしにおっしゃったんだとは思いますけどね。さらに父からは「一生勤めあげるくらいの覚悟を持たないと」みたいなことを言われた覚えがあります。そんな覚悟は全く持っていませんでしたが、なぜかそんな言葉が意識の根底にありました。

でも、考えてみてください。3年って長すぎると思いませんか?職場や仕事内容が合う合わないを判断するのなら、半年もあれば十分な気がします。場合によっては一瞬でわかることもあるでしょうし、3年も我慢する必要がどこにあるのか…と思わずにはいられません。3年我慢するということは3歳年をとるということです。日本での就職・転職において、年齢というのは大変重要な要素の一つですよね。年齢によってスタートラインに立つことすらできないこともありますし。自分に合わないところで3年も時を費やすなんて、ただただもったいないです。24歳と27歳、28歳と31歳…、企業等が求めてくることも違ってくるでしょう。それに、自分に合わないと思いながらも3年もいたら、その職場に対して感じる必要のない情まで湧いて来るかもしれません。若さはそれだけで武器で資格だと思いますので年下好きを落とすという意味だけでなく…就活・転職活動中の皆様その武器を存分にご利用ください。

僕は自分の経験も踏まえ、「3年は~」みたいなことは思いませんし、人に相談されたら「合わないなら辞めちゃえば?」って言っちゃう人です。まぁ、さすがに「1日だけ出社して、2日目から連絡もなく来なくなりました」のようなことはしてはいけないと思いますし、ご家族がいるか、健康状態はどうか…もろもろの状況によるのはもちろんですけどね。

それにしても、この「3年」っていったい何の根拠があるのでしょう?「石の上にも三年」ということわざ?中高と3年区切りだったから?どなたかもこのことわざについて記事を書かれていたのを目にしたのですが、どなただか忘れてしまい見つけられませんでした…。まぁ、本当に「3年」という意味で言っているというよりか、「ある程度の期間」という意味なんでしょうけどね。

それに加え、僕は「辞めるのはもったいない」と言われることもありました。そこの職場は公共的な仕事だったんですね、はっきりと書きませんが。ですので、福利厚生等は悪くなく倒産などの心配もないからそのように言われたのだと思います。でも、そんなこと、自分が壊れてしまっては何の意味もありませんね。しかし、ただでさえ精神が弱っている状態のときに、そろいもそろってそんなことを言われるとなかなか決断できなくなります。

(12/9追記)↑にて「どなたかもこのことわざについて記事を書かれていたのを目にしたのですが、どなただか忘れてしまい見つけられませんでした…。」と書きましたが、判明いたしました。元俳優さんというM&Oさんの↓の記事でした。芸能界の裏事情のような面白い記事もたくさん書かれていらっしゃいます。

www.myprivatecomedy.net

 

そして心療内科へ

その職場で働き始めてからというもの、精神状態は悪化していき、自殺念慮をも持つようになりました。日曜日の精神状態は異常でした。「サザエさん症候群」なんて生やさしいものではなかったです。「明日が来ちゃう…」朝からそんなことばっかりを考えていました。

そして、もう限界と感じたある日、心療内科の扉をたたきました。診察内容はよく覚えていないのですが、薬を処方されてしばらく通院しました。初診時に泣き崩れたことは覚えています、恥ずかしながら。先生はそんな様子を見て、「もうあなた、そんな調子で続けるのは無理だよ」とおっしゃってくださり、診断書をもらいました。そして、結局休職となり最終的に退職。その職場に在籍したのはわずか10か月ほどでしたが、辞めたことに微塵の後悔もありませんでした。

心療内科への通院が退職への後押しをしてくれたと思います。精神的に追いつめられると「辞めます」と一言を伝えることがいかに勇気のいることか…。しかも大の苦手の上司に。壊れる寸前まで頑張ってるけど本音は辞めたくて仕方がなくって、でも言い出せなくて…って悩んでいる人もいるんじゃないかなぁ。。

その職場を離れたことで精神状態も落ち着いていき、心療内科への通院も終わりとなりました。ただ、そのときの職場の上司と似たタイプの人は未だにすごく苦手です。

 

 

決断しないと…

その後、3回職を変えて今の職場にたどり着きました。今の職場が最高によいところなのかはわかりませんが、少なくともプラス要素とマイナス要素を計算するとプラスの方が勝っており、人間らしい生活を送れるし、自殺念慮にかられることもないという意味ではよい職場だと思います。

人によって職場に求めるものっていろいろだと思いますが、意味もなく何年も我慢するのならとっとと次のステップに行った方が先が開けるのではないかと今は思えます。退職や転職ってエネルギーを使いますし。そして、若くなくなったから気づく「若さは武器」ということ。若いうちに気づくのって難しいですね~(果たして「若い」の定義は何かと言われると困りますが)。同じ境遇でも、30歳の人と50歳の人ではその先の展開は大きく違うでしょうしね。そして、あんまり多くの人に相談しすぎると、かえって自分がどうしたいのか見失うことになりかねません。自分のことじゃないのでみんな好き勝手を言うでしょうし。

進路で悩んでいる方はたくさんいらっしゃると思いますが、100%満足ではなくても一つでもプラス要素が多い職場が見つかるといいですね。

 

長文記事を読んでくださりありがとうございました。