インドア派Around40ゲイの日記

アラフォーゲイが日々のことや過去のことを書きなぐるブログ

僕のゲイダーはあてにならない

こんなページがありました。たまに耳にする言葉ですね。

ゲイダー - Wikipedia

ゲイダー(英: Gaydar)は、ゲイとレーダーのかばん語(合成語)であり、ある人の性的指向がゲイであるかバイセクシャルであるか異性愛者であるかを直感的に評価する能力のことであるとされている。ゲイダーの機能は通常は非言語的な感覚や直感に依存すると言われている。これらには、社会的行動や癖、例えばこれ見よがしな癖や公然と伝統的な性役割を拒否すること、職業や服飾の習慣等に敏感に気づくこと等が含まれる。

とのことです。よく、自ら絶対の自信をもって「あの人はお仲間よ!」みたいに宣言される方もいらっしゃいますね。僕も何となく「この人もしかして…」みたいに思ったりすることはありますが、それを思った時に一緒に分かち合う人がいませんので、ほかの方の意見を聞くこともできないですし、通りすがりの方がゲイであるか否かなんて確かめようもありません。

 

僕の職場で密かに「この人そうじゃないかなぁ」って思ってた方がお二人いらっしゃいます。

1人の方は、やっぱり仕草だとか私服だとか…でそんな感じがするというか、ある意味歩くカミングアウトのような感じの方で、「人の振り見て我が振り直せ」という言葉を想起させられるような方なんです。で、あるとき、スマホの待ち受けを偶然目にしてしまい、某有名アプリが入っているのを見つけて確信に至りました。普段そこまで接点がない方ですし、そのことがわかったからって本人に言ったり、ましてや周囲の人に吹聴することはもちろんいたしませんが、僕以外の周囲の人からも怪しまれているので、何とか平穏に過ごしていっていただきたいと思う次第です。本人はバレてもいいって思ってるのかはわかりませんが、紫のコートを着ている姿を見て「それを職場に着てくる勇気はないわぁ」って余計なお世話ながら思っていました。

もう1人の方は、しゃべり方が優しくて、誰にでも親切で、ちょっとおしゃれな感じで、「もしかして…」って疑い(と期待)を持っていました。部署も違う人でやっぱりそんなに接点はなく、挨拶くらいしか話す機会もないのですが、席は比較的近いので姿を目にすることは結構あったんですよね。すごくかわいいネクタイをしていて「うわぁ、そのネクタイかわいいですね~」とかつい言っちゃいそうになりました…(そんなこと口走ったら自分にその疑いの目が向けられますな)。で、最近寒くなってきて、真冬のコートを着ている姿を見たのですが、これまた素敵なのを着てらっしゃったんです。「うわぁ、そのコートあったかそうだし、素敵~、僕も欲しいわぁ」と若干おネェ気味で心の中で呟いていました。ますます僕の中での疑惑(と期待)は高まったのですが、その期待はもろくも崩れ去りました。最近、赤ちゃんが生まれたばっかりということを耳にしたのです。結婚していたことさえ知らなかったです。「紛らわしいから指輪せんかい」と心の中で毒づいたのは言うまでもございません。

 

あともう1人ちょっと疑惑の目を(僕が勝手に)差し伸べている方がいるのですが、そこまで興味がない方ですし、たまにしか目にしないので疑惑の目を向けるのみとなっています。

このように、僕のゲイダーは対してあてにならないようですね。1人目の方は僕でなくてもそうだと怪しむ方です。2人目の方は、好きとまでは言いませんが僕が好感を持っていたのは確かで、公平な目で見ることができずに自分勝手に「ゲイだといいな願望」を織り交ぜて判断していたのも大きな影響を与えていたと思われます。なかなか正解の確認が難しいのがゲイダーの難しいところですね。

 

ちなみに、僕自身は「ゲイです」って言っても驚かれないタイプに属していると思います。なんせ、「おかま」だのといじめられた人ですのでね。大学生の頃、同学年の女子に「○○くんって、もしかして男の人が好き?」って聞かれたことがあるんです。僕はこういう聞かれ方をすると「No」とは言えなくって、「えっ………あっ…ぅうん…。」みたいな答え方をしたのを覚えています。意図せぬカミングアウトです。僕もきっと歩くカミングアウトだったのかもしれないですね(自嘲)。「何でそう思ったの?」って聞いたのですが、「何となく、全体の雰囲気とか…」っていうあいまいな答えでした。ある意味向こうから言ってくれるのって楽かもね、そこに悪意がないのであれば。

皆さんのゲイダーはいかがでしょうか?くれぐれも過信してはいけませんよ~。

 

スターゲイザー (2004) / スピッツ


スピッツ / スターゲイザー