インドア派Around40ゲイの日記

アラフォーゲイが日々のことや過去のことを書きなぐるブログ

20年目?でお別れなのかな…~その3(終)

前回の記事を読み返してみると、某彼のことをものすごい悪者かのように書いてしまったように思えて、ちょっと反省しています。彼の名誉のために言っておくと、憎まれるような人ではないですよ、もちろん。今のところの最後のやり取りではちょっと…ということを言われてしまいましたが、これまでずっと支えになってくれていた優しい人でした…。そうじゃなければ、20年近くの付き合いにはならないです。でも、過去形で書いているのが何だか寂しいですね。

最後にこの記事では、まさに現時点のことや考えたことを書いてみようと思います。

 

彼とやり取りをしてて気づいたのは、彼のことを嫌いになったわけではないんだけど、もう好きではないんだなぁってことなんですよね。もちろん、幸せになってほしいと思っています、本心から。きっと彼が幸せになったら素直に喜べるのではないかな。

この前、TwitterのTLで蒼井優さんと南海キャンディーズの山ちゃんの結婚のときの話が流れてきました。話題になっていたので聞いたことがある方も多いと思いますが、蒼井さんが友達であるヒャダインさんに「『誰を好きか』より『誰といるときの自分が好きか』が重要」という話をしたそうです。なぜかタイムリーにそんな話題をまた目にして、「あぁ、彼といるときの自分のこと、好きとは言えないなぁ」って考えたんですよね。楽な自分でいられないというか、「この人は何を考えているんだろう」ってことばかり思いを巡らせたりしていて。本当は素の自分でいられるはずの人の前で、いつの間にかそんなことばかり考えるようになってしまったみたいです。

 

僕はまだちょっとだけ迷ってます、1か月以上放置されているけれど、こちらからコンタクトを取るべきなのかどうか。事務的に「本件、いかがでしょうか?」と聞くわけにもいかず。

返事がないのが答えなのかもしれませんね…。でも、没交渉な期間もあったとはいえ、約20年という時間の重みはやっぱりあって、それが自然消滅のように終わってしまうのはすご〜~~く寂しいことだなぁって感じています。でも、ちゃんと話をしたかった、お礼を言いたかったと思うのは僕の勝手な言い分なのかもしれません。今何だかちょっと涙目になっている自分がいる笑。

 

彼から連絡が来ようが来まいが、僕の中の結論に変わりはないのですが、なぜこういう結末を迎えたのか少し考えてみました。

 

  • 遠距離

これは、むしろプラスに働いていた面もあったかなと思います。もし近くにいたら、僕は彼に依存して(個人的に大変な時期もあったので)、もっと早く終わりを迎えていたでしょう。でも、その反作用として、「会えなくて寂しい」みたいな気持ちが徐々になくなっていったかもしれません。そんなこんなもあって、半没交渉時期もあるわけですが。僕の考え方として「たまにしか会えないから心配かけさせちゃいけない」というのがありました。それでも十分に支えられていましたけど、もっと正直になってもよかったんでしょうね。

 

  • 将来どうしていきたいか、のようなビジョンがお互いになかった

特に遠距離の場合はそういったものがないと、なあなあで関係だけが続いてしまう恐れがあり、その見本かもしれませんね。最近の、特に僕よりも若い方たちのブログなどを見ますと、その辺をきちんと考えている方がとても多くてしっかりしてらっしゃるなと感じています。僕は若いころにはそういったことを考えることを拒否していた節もあります。「今がよければいい」というほどの刹那的な考え方ではありませんが、考えると不安が膨れるだけで(元来の心配性な性格も相まって)考えたくなかったのかもしれません。

 

  • 過去の思い出が美化されてしまう

もっと早くこの結論を出すことも可能だったと思います。だけど、これまでの楽しかったことが思い出されると、それが足止めさせるんですよね。辛かったときに助けられたこともありますし。

美化といえば思い出されることがあります。以前の記事で浪人生時代にすごく好きだった人がいたことを書きましたが、その人と彼とは同姓同名なんです(漢字は違います)。なので、最初にそれを聞いたときに、「これって運命~?」みたいな女子中学生みたいなことを思ってしまいました。だって、すごいことじゃないですか?まぁ、苗字も名前もよくあるものなんですけどね。ちなみに、その後も同姓同名の別の方に会ったことがさらに1回、すごく近い名前の方にあったことが1回あるので、その名前に縁があるのかもしれません。

 

  • 僕自身の変化

同じ20年近くという時間でも、僕はその間で結構変わったかもしれません、良くも悪くも。大学生〜社会人の時期で、さらにいくつか転職したり、病んだ時期もあったりと。まるで変わらないということは誰しもありえないので、当たり前といえばそうですが。さらに、最近の話で言えば、このブログを始めたことも変化を与えていると思います。出会った頃のままの僕だったら、別れを切り出せなかったでしょうね。だけど、彼から見た僕は、出会った当時とそんなに変わっていないのかもしれないです。そこにギャップが生じた可能性もあります。

 

こんなところでしょうか。

そういえば、この前「おっさんずラブ劇場版」を見てきたことを記事にしましたが、その最後の方で田中圭さん演じる春田と林遣都さん演じる牧の2人だけの場面で「もしや死ぬかも…」というようなシーンがありました。春田が牧にとあることをいうのですが、自分に置き換えたときに「…彼ではない…(ネタバレ防止のため伏せますが)」と考える自分がいました。見てない方には何のことだか?ですね、すみません。

 

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長々と読んでいただきありがとうございました。「お別れなのかな」というタイトルにしたのは、自分の中では「お別れ」と決めていますが、こういう終わり方を望んでいたわけではない…という思いからですかね。あとちょっとだけ待って、何も連絡がなければもう会うことはないのかな。この記事を書いたことで、ようやく心の奥にしまう準備ができたかもしれません。