インドア派Around40ゲイの日記

アラフォーゲイが日々のことや過去のことを書きなぐるブログ

波長が合うってどういうことだろう?

以前(結構前ですが)、当時働いていた職場のおばさまに「○○くん、私の娘と波長が合うんだわ~」と言われたことがあります。どういう話の流れかと言いますと…。

その方の娘さん(当時中学生くらい)が「大変!!」っていうタイトルのメールを仕事中のお母さんに送ってきたそうなんです。何事かと思ってメールを開けてみたら、トイレの便器の中でゴキブリが溺れている画像があったそうです。娘さんがそれを見つけたときに「キャー」と悲鳴をあげすぐ流そうとしたそうなのですが、「これはお母さんに見せないと!」という思いが湧いてきたそうで、携帯で写真を撮り母の携帯に送ってきたそうです。お母さんは「まったく、『大変!!』なんてメールを送ってきて何かと思うじゃない。ゴキブリの写真を送ってくるなんて!」と呆れながらおっしゃってました。僕がその話を聞いて「娘さんのその気持ちわかりますよ~、なんか共感してもらいたかったんじゃないですか??だって、トイレに行ったらゴキブリが溺れてたんですよ?一生に一度あるかないかのことじゃないですか。」って笑いながら言ったら、「わざわざ携帯取ってきて写真を撮って送ってくる?」と、別に怒っているわけではなく「もう本当にしょうがない子ね」みたいな感じで話を続けていました。

僕だったら「うわっ、ゴキブリが溺れてる、何、どうしたの!?」って嬉々とした反応をしちゃうと思うんですよね(念のためですが、ゴキブリが好きなわけじゃないですよ、大っ嫌いです、悲鳴上げます)。それをお母様であるその方に言ったところ、冒頭の「波長が合う~」といったことを言われたわけです。

僕は、たとえば「大きな口内炎ができて痛くてしょうがない」「~の手術をしてその痕が大きく残っている」みたいな話があると、見せたく/見たくなる人なんですよね、実際に見せるかは別として。「うわ~」みたいな反応が欲しいのかもしれません。だからきっと、その娘さんもそれを期待していたんじゃないかな…と推し量ります。実際にその娘さんと僕とが波長が合うのかはわかりませんが。

 

長い前置きでしたが、この「波長が合う」って説明するとしたらどういうことなんでしょうね。よく「波長が合う人と付き合いたい」みたいに言うこともあり、とても便利な表現だと思いますし、僕自身も使ったことがあります。要するに「相性がいい」ってことなのかな。

ネットで検索すると、「波長が合うってこんなこと」って解説してくれているページがたくさん出てきます。いくつか見ていて、ただ単に「趣味が同じ」「好き嫌いに共通項がある」というのは「波長が合う」というのとは違うのかなと感じました。「波長が合う=相性がいい」と捉えたとして、同じ趣味の人でも波長が合わない人はたくさんいるでしょうし。ただ、趣味嗜好が同じ人の方が波長が合いやすいのというのはあると思います。それだけで共通の話題ができますよね。また、多くの人がそう思うこと(単純に「桜の時期に桜がきれいだ」と思うみたいなこと)も、片思い中の人がそう言ったからって「彼とは波長が合うわ~」と思うのはこじつけが過ぎると思います。「桜、なんて忌まわしい花、大嫌い。」という感覚が同じなら波長が合うと言っていいのかもしれませんが。「感覚が似ている」っていうのは「波長が合う」と通じるところがありますね。

僕がネット見た解説(参考:こことかここ)の中で何となくフィットしたのは「初対面から好印象」「一緒にいて落ち着く、苦にならない」「無言になっても気まずくない」「金銭感覚が離れすぎていない」といったところでしょうか。

  • 初対面から好印象

僕が思うのは、外見的なことよりも、直感的なもののような気がします。僕の場合、もし出会いを目的として会うのであれば、「とりあえず会おう」よりも「ある程度やり取りを重ねてから会いたい」と考える派なので、それまでのやり取りの積み重ねから、ある程度波長が合うかどうかの予測ができているのかもしれません。

  • 一緒にいて落ち着く、苦にならない 無言になっても気まずくない

この二つは似ていると思います。無言の空気が何だか落ち着かなくって、会話を探しちゃうようなことって経験したことがある人も多いと思います。逆に、相手に気を遣わせているな…と感じることもあるでしょう。要するに気疲れしない相手ということなのかな。

  • 金銭感覚が離れすぎていない

ギャンブルをするか、収入の多い少ないなどもありますが、趣味的なことにどこまでお金をかけるか、節約なのかケチなのか…育ってきた環境にも大きく左右されますね。特に同棲する場合はあまりに金銭感覚の違う人とは難しいと思います。かといって、その人の収入内でやりくりしていることに口出しをするのも難しいですし、「離れすぎていない」というところがポイントなのかな。

 

 「波長が合う」というとなんとなくスピリチュアルな感じがしなくもないですが、僕は対象がどんな人(好きな人、友だち、職場の人、etc..)であれ、「この人とは何となく波長が合う(合わない)」ってことを考えてしまいます。波長が合う人と出会いたいものですね。

 

Last love song (2001) / GARNET CROW


Last love song