僕はよくJRの東海道線(関西だと、愛称が「琵琶湖線~京都線~神戸線」)を利用するのですが、先日こんなアナウンスが流れてきました。
「〇〇駅で人身事故があったため、米原~姫路間で運転を見合わせております。(〇〇は某大阪にある駅です。)」
さらっと流れてきましたけど、すごい内容だなぁと。米原~姫路間って、走行距離約200kmですよ。遅延はたまにというかよくあることなのですが、兵庫の端っこの方から滋賀の端っこのほうまで影響を及ぼすということに、初めてこのようなアナウンスを聞いた時は驚きました。
聞いた話ですが、米原以西、京都・大阪方面はJR西日本管轄ですが、以東の名古屋・東京方面はJR東海管轄になるためかアナウンスはされませんが、場合によっては米原以東の岐阜~名古屋~静岡~関東方面にまで影響することもあるそうです。線路はどこまでも続いているんですねぇ。
そして、関西のJR東海道線といえば「新快速」という種別をご存じでしょうか。京都~大阪を約30分で結んでいます。この30分というのがとてもすごいことだそうです。僕が関西で一番最初に住んだところはJR沿線ではなかったため、あまり東海道線を利用することはなかったんですよね。だから、新快速のすごさというのをよく知らず、高槻に住んでいる人が「高槻は新快速が止まる」と自慢げに言ってくるのがよくわかりませんでした。「止まるから何なの?」とまじめに返答して、ちょっと機嫌を悪くさせたかもしれません。今ならわかります。新快速の京都~大阪間の途中の停車駅は、新幹線停車駅の新大阪駅と高槻駅だけなんですよね。高槻には新快速が止まる=ほかの市よりも住みやすく優位性がある、大げさに言えばアイデンティティの一つ、だそうです(僕が言ったわけではないですよ)。
これは、京都~大阪間って阪急やら京阪やら「私鉄王国」と言われるほどの競合相手がいるから発展していったんですよね。普段は何の気なしに乗っている電車ですが、改めて距離や速さを考えてみると、すごい乗り物に乗っているんだなと思った出来事でした。福知山線の事故をきっかけに安全面にもそれまで以上に目を向けられるようになりましたが、安全第一でかっ飛ばしてもらいたいものです。
関西の方以外には何のことやらという記事かもしれませんね。Youtubeを見ると新快速の速さについて実況している動画がいくつかあるようなのですが、↓この2つがわかりやすいかなと思いました。