インドア派Around40ゲイの日記

アラフォーゲイが日々のことや過去のことを書きなぐるブログ

もしも中学受験をしていたら…と考えた~「二月の勝者-絶対合格の教室-」を見て

10月から忙しいと書いておりますが、今期のドラマは何本か見ています。Netflixで以前から見ているドラマやアニメを含めると結構な本数になりなかなか消化しきれないでいますが、のんびりと見ていっています。そんな中、「二月の勝者-絶対合格の教室-」という、中学受験をテーマにしたドラマが昨日最終回を迎えました。受験とか教育関係のことって結構関心がある内容のため見始めたドラマでしたが、合格発表のシーンでは「よかったねぇ」と泣きながら見ていました。

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中学受験って地域によって捉え方が全く異なると思います。首都圏や関西圏の一部ではかなり熱心な地域もあれば、地方ではそれほどでもないというところも多いでしょう。

僕の通っていた小学校はそれはそれは中学受験が盛んな学校で、中学受験しない方が少数派でした。クラスの8割ほどが中学受験をしていたと思います。僕は残りの2割でしたが、2/1~2/3くらいの私立中の受験日は欠席者だらけでおもしろいくらいだったことを覚えています。

僕も小学校4年生くらいの頃に、親から「中学受験をするか?」と問われたことがありました。姉が中学受験をしていたこともあったと思います。どう答えたか詳細には覚えていないですが、「したくない」と答えたはずです。そのため、塾に通うこともなく公立中学へ進みました。当時の僕は中学受験についてどう考えたのか、「男子校には行きたくない」そう思ったのは確かだと思います。姉が女子校に通っていたり、「御三家」といった学校が男子校・女子校のこともあり、中学受験する=男子校に通う、と捉えていたのかもしれません。いつぞやの古いブログ記事に書いたかもしれませんが、小学校当時、友人は圧倒的に女子ばかりでしたので、男子校に行くということは想像もできないこと、大げさに言えばとても怖いことと考えたのだと当時のことを推し量ります。今でこそ、中学受験でももちろん共学校もあることや、男子校でも僕に向いたところもあったかもしれない…と考えられますが、小学生の僕にはそんなことを考えることはできず「受験はしない」という答えを出したのだと思います。当時はそこまで考えなかったでしょうが、「中学受験は親の受験」と言われるように、どこを受験するかは親の意向が大きくなるでしょうしね。

そして高校受験時、家の経済状況が変わったのか、今度は「絶対都立高(公立校)に行くように」と親より命を受けました。学費面の理由が主ですが、僕も自分には公立校のほうが向いている気がしたため、それに異存はありませんでした。もし中学受験して受かって進学していたら、どうなっていたんでしょうね。

今回このドラマを見て、「もし中学受験をしていたら…」と考えました。そうしたら、あの暗黒時代だった中学時代が少しは違っていたのかな…と。いまさら30年前のことを考えてもしょうがないですが、このドラマはそんな思いを搔き立てるのには十分でした。もし、今の思考を持ったまま小学校時代に戻るのならばきっと受験をするかなぁ。。

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中学受験の問題って、もちろん学校によって差はありますが本当に難しいんですよね。「方程式を使わずにこれを解くの?」というようなような算数の問題や、「こんな抽象的な文章を読み解くの?」という国語の問題、大学受験より難しいんじゃないかと思うようなものもあります。それを小学校6年生が解くこと、受験に向かって1日10時間以上の勉強をすること、本当にすごいことだと思います。もちろん金銭面でも、小4から塾通いすると100万円単位になると思います。そして、中学受験に失敗して公立中に進学し、燃え尽き症候群のようになってしまった同級生を何人か目にしました。受験後のケアの面まで考える必要もあるでしょうし、高校受験や大学受験よりもはるかに大変なことが多いだろうな…とこのドラマを見て改めて考えました。

ドラマ自体も主演の柳楽優弥さんや井上真央さんはもちろんのこと、子役の皆さんの演技の上手さ、高岡早紀さんや遠藤久美子さん、塚本高史さんや金子貴俊さんが子供たちの親役で出てたりと、とても見ごたえがありました。

最終話で井上真央さんがカイロにメッセージを書くシーンがあるのですが、おそらく直筆かと思われます。本当に感動するほどきれいな字なんですよね。ぜひ「井上真央 字」とかで検索してみてください。