においって「匂い」と書くとよいにおいを、「臭い」と書くと悪いにおいを指すそうです。香水などのよい「匂い」も度が過ぎれば「臭い」になるということでしょうか。
うちの近所に、インド・ネパールのカレー屋さんがあるのですが、そこを通ると結構なカレーのにおいが漂ってきます。おいしそうなにおいだなと思うのですが、満腹感があるときにそのにおいをかぐとちょっと気持ち悪さを感じることもあります。それだけ結構強いにおいなんだと思います。
このことで思い出したのが、焼き立てのベルギーワッフルのにおいです。僕が高校生くらいのころ、なぜかベルギーワッフルが大流行したことがありました。そのころ、中央線を利用することがよくあったのですが、中央線の新宿駅で降りるとものすごい甘ったるいにおいがしてくるのです。あまりにも甘ったるくて、「ベルギーワッフルを買って帰ろう」とは思えないようなにおいだったのを思い出しました。食べ物系のにおいって程よいものにしないと逆効果ですね。
僕は「におい」に関して「このにおいをかぐとあの人のことを思い出す」といった、ロマンチックというかうらやましいような思い出ってないんですよね。前述のような場所を思い出したり、昔のことを思い出すというのはたまにあるのですが。それよりも、きつい柔軟剤の香りをかぐと、「これはあのメーカーの柔軟剤かな?」とかロマンチックとは程遠いことを思うことがあったりします。
なぜこの記事を書こうかと思ったかというと、↑で書いたうちの近所のカレー屋さんのにおいが以前よりもきつくなってきているように思ったんです。もしかしたらコロナの影響でお客さんが減って、集客のためににおいを外に出しているのかな?と思ったりもしました。そんなことを考えていた時、ふとゴウさんの↓の記事を思い出しました。
自分にとっての好きな香りとは何か、僕の場合「嫌いなにおいではないもの」なのかなという結論に達しました。嫌いなにおいのほうが記憶に残っているからなんですけどね。嫌なにおいの方にはすごく敏感だと思います。いつか、においについての素敵な思い出ができればなぁと考えた次第です。
今日もまた、ちょっときつめなカレーのにおいが漂っていました。