ありませんか？いやぁ、ない人はないんでしょうけどね。
このブログでは基本的に「僕」と言っていますが、実生活では、社会人となってからは「私」か「僕」でしょうか。職場で僕の隣に座っているのは上司にあたる方なんですが、見事に「俺」「僕」「私」を使い分けていて妙に感心してしまいます。もちろんご本人はそれを自然にされているんでしょうけどね。
すごく幼き頃は名前で自分のことを読んでいましたが、その後は特定の一人称を持つことなく過ごしてきたんですよね。使わざるを得ないときは「自分」とか「こっち」とか、もはや一人称ではない言い方をしたりとか。「何で？」って聞かれても「わかりません」としか言えません。そこもまたいじめられポイントの一つだったような気がします。高校生くらいから「僕」って言ってましたけど、使わないで済むなら一人称なしで会話しているような…。ましてや「俺」はまず使わないですね。自分自身に「俺」っていう言葉は全く持って合わなすぎるというか。これまで使ってなかったってのもあるとは思いますけどね。無意識のうちに、「俺」って言葉の持つ男性的な印象を拒否していたんでしょうか？逆に、ふつーーに使っている皆々様はどんな風にして使い始めたのか聞きたいくらいです。ただその人に「合う・合わない」ってやっぱりある気がするんですよね。
もちろん言えって言われれば言えますよ。中学時代のことですが、とある男子「『俺』って言ってみて」、僕「『俺』」、その男子「変なの～ガハガハ笑笑」みたいなことがあったんですけど、「お前が言えって言ったんだろ！？」って感じでしたよ。
ゲイの方でも「俺」って言う方言わない方、それぞれいらっしゃると思います。ただ、ちょっと無理して使ってるんじゃない感（何だそれは）を感じる人もいませんか？大学時代に会った人で同じ年くらい（当時20歳か21くらい？）の人なんですけど、僕よりもソフトな感じのしゃべり方の子が「俺ね」って言っていて、なんだか違和感を感じたことがあります。まぁ、ある程度仲がよくない限りそれをいちいち伝えたりはしないと思いますけど。ノンケでも常に「僕」って方もいますよね。逆にそういう人に男らしさを感じてしまうこともあったりしません？あぁ、複雑なゲイ心…。
この話題って「すごいわかる！」っていう方もいれば、中には「は？それってちょっと精神的な病？」みたいな反応をする方もいらっしゃるんですよね（←は実際に僕が言われたことです。）。自分に当てはまらないことってそりゃあたくさんあると思いますけど、それをいちいちこんな言い方で返してくる人って何なんでしょう。
歌の歌詞でも「俺」か「僕」かでずいぶん印象が変わりますよね。いつからか、女性ボーカルの曲で「僕」がやたらと増えた印象がありますけど。B'zは「俺」もありますけど圧倒的に「僕」が多いんです。ボーカルの稲葉さんって柔らかな印象があるんですけど、歌詞に「僕」が多いのもその印象に一役買っているのかもしれないですね。
社会人になってからは基本「私」で問題がないのである意味楽かな。英語だと「I」しかないので、一人称についてのこんな悩みは出てこないんでしょうね。日本人特有のものなのかな？って思うとちょっとおもしろいです。皆様、このこと考えたことありませんか？そして今どんな一人称を使われていますか？
余談ですが、僕は今は関西在住ですが、関東出身のため「関東の人だからしゃべり方が柔らかいのね。」って勝手に思ってくれることも（特におばさま方に）結構多いんですよね。関西弁では自分も相手も「自分」って言うことがありますけど「You」の意味で「自分」って言われるとすごまれているようで怖いんです。
手のひらを太陽に (2004) ／ BON-BON BLANCO
タイトルは「僕らはみんな生きている」ではないんですよ。。。めざましテレビのテーマソングでした。
