インドア派Around40ゲイの日記

アラフォーゲイが日々のことや過去のことを書きなぐるブログ

映画「窮鼠はチーズの夢を見る」を見た

この前の4連休に、映画「窮鼠はチーズの夢を見る」を見てきました。関ジャニ∞の大倉忠義さんと成田凌さんが主演のBLが原作の映画です。満員っていうほどではなかったですが、密回避のため一人置きの座席がそれなりに埋まっていたかなという感じでした。BL原作+ジャニーズの方主演ということもあってか、観客の9割方は女性の方のようでしたが、すでに恥ずかしさなんかは感じなくなってきています笑。

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原作は読んでいませんが、月9ドラマにもなった「失恋ショコラティエ」の原作者として知られる水城せとなさんの作品だそうです。そちらのドラマも見ていないので内容は知らないですが、男性ファンも多い漫画家さんだとか。

大学の後輩・今ヶ瀬(いまがせ)との再会…。それは恭一(きょういち)の妻が彼に浮気調査を依頼したのがきっかけだった。浮気の事実を隠す代わりに、今ヶ瀬に男同士の関係を迫られ…!? 
水城せとなが描く、限りなく切ないラブストーリー。

見るまで知らなかったのですが、R15指定ということでベッドシーンが多いです。この二人のもあれば、大倉くん扮する恭一と浮気相手の女性とのベッドシーンもありました。

ものすごーく大雑把に言うと、大伴恭一(大倉くん)はノンケの既婚者、今ヶ瀬渉(成田くん)はゲイ、恭一にずっと片思いをしてきました。数年ぶりに再会したきっかけは、恭一の浮気調査。その後この二人+女性の一人の三角関係となりますが、その女性が次々入れ替わって続いていき、最後にはどうなるでしょう…というところです。メインはもちろん主演のお二人の関係ですけどね。

女性陣+今ヶ瀬ははっきりとしない恭一に振り回される感じでしょうか。成田くん扮する今ヶ瀬の心理描写は上手だなって思いました。最初は、浮気調査の結果を黙っている代わりにキスさせてもらうってところから始まっていくのですが、それをネタに脅す勇気がもし僕にあれば人生変わっていたかもね…という妙な自分への置き換えをしてしまいました。でもそれは、キスからエスカレートしても受け入れる恭一の、ある意味適当な性格があるからなんだろうなぁと見ていたら、「流され侍」と学生時代に言われていたとか。余談ですが、たまたまこの夏に、「アンサング・シンデレラ」っていうドラマを見ていて成田凌さんが出演されていたのですが、そのドラマとはずいぶん印象が違いました。

ある登場人物の女性の一人に恭一は「女と男だよ!?」って詰め寄られ、今ヶ瀬は恭一から「お前選ぶわけにいかないよ」って言われる場面がありましたが(予告にもあります)、直で言われたらきついだろうなぁと思いつつも、「お前を選ぶよ」と言われても妙な罪悪感を覚えるだろうなぁと、これまた妙な自分への置き換えをしていました。

1回見ただけですが、結構小道具に意味を持たせているように思いました。灰皿や椅子、カーテンだとか。ほかには、ゲイの今ヶ瀬の下着はゲイ御用達ブランドのTOOTだったりしたのがちょっと笑ってしまいました。

もし、これがこの二人ではなく、いわゆる「イケメン」と言われる方ではない方同士だったら全く違う印象になったと思いますけど、そこはまぁ映画の世界ということで置いておきたいと思います。

ノンケくんへの片思いをしたことがある方は、どこかしらに共感できる部分があるかなぁと思います。

ラストは原作とは違うそうですので、機会があったら読んでみようかなぁと思います。

 BLが苦手ではない方はぜひご覧ください。