ずいぶん前に↓こんな記事を書いていたようです。このブログを始めて間もないころに書いた記事ですね。
結局、この記事で話題になっていた映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」を映画館まで見に行くことはなかったのですが、amazon prime で配信をしていたので、「これは!」って思って、↑の記事から2年越しとなりますが見ることができました。配信されていなかったら見なかったと思います。
90年代、仲良しだった女子高生グループ「SUNNY」のメンバーたち。あれから20年以上経ち大人になった彼女たち6人は、それぞれに問題を抱えながらも生活をしていた。その中の一人、今は普通の主婦となった奈美は同じメンバーの芹香が末期がんに冒され、余命1か月を宣告されていることを知る。実は、ある事件をきっかけに疎遠になってしまった彼女たちだったが、芹香のもう一度SUNNYのメンバーに会いたいという願いをかなえるため、奈美はSUNNYのメンバーを捜し始める。
奈美役に篠原涼子さん、そのほか、板谷由夏さん、小池栄子さん、渡辺直美さん、ともさかりえさんが、現代のアラフォーとなった「SUNNY」の面々を、高校時代の奈美役を広瀬すずさんが演じています。
僕の世代ど真ん中という感じだったので、「こういう女子高生いたなぁ」って思いながら見ていました。「援助交際」なんて言葉が生まれたのもこの時期ですし、ルーズソックスやらバーバリーのマフラーやら、僕の同級生にもそんな格好をした女子たちがいました。
この映画の一番のポイントはやはり使われる音楽だと思います。音楽を担当しているのが小室哲哉さん、90年代小室ファミリーという名称とともにヒット曲を連発しました。懐かしい曲が次々に出てくるのですが、恐ろしいことにそのすべて知っているという…。だてに「Count Down TV」を毎週見ていたわけではないなぁ、などと思ってしまいました…。
つい、かかる曲のメモを取りながら見ていたのですが、以下のような曲が流れてきました。だいたい流れてくる順になっていると思います。
- 安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」
- 久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL「LA・LA・LA LOVE SONG」
- JUDY AND MARY「そばかす」
- hitomi「CANDY GIRL」
- trf「survival dAnce」
- 安室奈美恵「Don't wanna cry」
- CHARA「やさしい気持ち」
- PUFFY「これが私の生きる道」
- 小沢健二「強い気持ち・強い愛」
- 森田童子「ぼくたちの失敗」
- trf「EZ DO DANCE」
さすがに全部歌えるというわけではないですが、聞いてすぐに何の曲かわかる+サビなら歌えるレベルに覚えているんですよね…。懐かしい気持ち半分、そんなに古くないよね?って思う気持ち半分でした。
そのほかも90年代を特徴づけるものとしてか、「エヴァンゲリオン」「伊東家の食卓」「ティセラ」といった固有名詞が出てきました。「伊東家の食卓」なんて何年振りかに聞きましたよ。。
ドラマの描写でもあったのですが、90年代の女子高生ってとにかくにぎやかだった覚えがあります。しゃべりだしたら止まらない、みたいな。最近の高校生って、男女問わずスマホに夢中になっているせいか、昔ほどはうるさくない印象が確かにあるんですよね。
まぁ、僕は当然女子高生ではなかったわけですが、それでもすご~く見ていて懐かしい気持ちになりました。そして、僕がたとえ女の子に生まれていても、あのコギャルといわれた集団の一員になっていたとは思えませんけど、クラスメイトにはそういうタイプの子もいて、話すと別に怖いところは全然なかったなぁと当時のことが思い出されました。高校時代の友人で連絡を取り続けている人って一人もいないのですが、その当時から20年以上が経っていて、みんなそれぞれの20年があるんでしょうね。
そして何よりも、同じ「20年」でも、1975年~1995年の20年と1995年~2015年の20年では、変化の内容や速さが絶対に違うと思ってやみません。2005年なんてそんな昔だとは思えないです。
懐かしいとは思いつつも、やっぱり「昔に戻りたい」みたいな思いってないんですよね、不思議と。高校時代は中学時代に比べればそれはそれは穏やかな日々でしたが、「戻りたいか?」と問われればそんなこともなく。。今の意識を持ったまま戻れるのならちょっと戻ってみたい気もするかもしれませんけどね。
…と懐かしさを感じつつ、そんなことを考えた映画でした。キャストも豪華で、特に渡辺直美さんの高校時代を演じた富田望生さんという方がいい味を出してました。
僕のように90年代半ばころに高校生だった、みたいな方が見てみるとより一層懐かしさを感じられると思います。
↓全曲流れてきます。